昨日のリファにさらに追記。


http://d.hatena.ne.jp/kaerudayo/20040126#p3
変な話、盛り上がる祭りがある街は、強く生き生きとした地域社会があるんだろうなぁ……なんて、NHK辺りが植え付けた幻想は、岸和田にはないってことらしい。そう思うと、なにが地域社会を充実させるのか、考え直す必要があるかも。イベントやったってダメダメ。それとも、だんじりという祭り自体が、生きるか死ぬか、切った張った過ぎるからかも。なんか、やればやるほど殺伐な街になっていく………ってガクガクガクブルブルブル。
う〜ん、誤解されたような、されていないような・・・。それもだんじりというのがあまりに特殊なものだからなんですが。
岸和田は大阪府下でお歳暮の量が一番なんだそうです。それだけ近所付き合いを大切にする、岸和田の人間が美化した形で言えば人情にあふれた街、と言えるのかも知れません。でも実状はそうではない。
だんじりは、町単位で一台づつ持っています。で、各町に「年番」と呼ばれる責任者がいます。年単位で持ち回りなんですが、それは2、3人の間での持ち回りです。そして、「年番」は時に行政以上の実力者になります。はっきり言うと町のボスになるわけです。今は無いと思いますが(そう信じたい)かつては、年番が土地の境も水路の流れも決められたそうです。つまり岸和田は強烈なムラ社会なんです。そしてそれにはたとえ市長であっても太刀打ちできない。
僕には、国会という得体の知れないものを守ろうとする官僚のように、岸和田人はだんじりという得体の知れないものを守ろうとしているようにしか見えない。