「絶対に負けられない戦い」
最近のテレビ朝日のサッカー中継のキャッチコピーです。
でも、本当に負けられない戦い、というのがこの日本VS北朝鮮戦でした。
本当なら今頃、日本は女子サッカーの強豪国の地位を占めているはずでした。
でも、4年前、オリンピックに女子代表が出られなかったことにより、彼女たちの運命は変わってしまいました。
彼女たちは競技に集中できる環境を失いました。
日本において、女子サッカーはマイナースポーツの枠に入れられてしまいました。
JFAが何億円ものお金をかけて自社ビルを建てる中、彼女たちには何も与えられませんでした。
男子のワールドカップ出場選手に750万が与えられる一方、彼女たちは電車移動して新宿の居酒屋で祝勝会を行っていました。
長い闇が続きました。
でも、彼女たちは、自ら光を手に入れました。
ゴールデンタイムのテレビ中継がある中(テレビ朝日の英断に感謝します)、何よりも大切な、最高の結果を出しました。
時にはワールドカップの決勝より、町の小学生の草サッカーの方が面白いのがサッカーというスポーツです。
彼女たちのやるサッカーが、男子代表の試合より価値が低いなんて誰も決められないはずです。
これで彼女たちの環境が一気に変わるとは思っていません。でも少しは良くなるでしょう。そして、それは間違いなく彼女たちが自ら手に入れたものです。


彼女たちの未来に幸多からんことを。