ボードゲーマーのためのアメフト講座〜第一回〜

スカパーに加入し、GAORAで質のいい解説とともにNFLが見られるようになって早やひと月、もっとアメフト話をしたいのだがどうもルールを知っている人が少ない。というわけで、特にボードゲーマー向けにアメフトのルールを解説したいと思います。
なぜボードゲーマー向けかというと、ボードゲームとアメフトの親和性というのはスポーツの中でも特に高いから、だからボードゲーマーはアメフト好きになる素質があると思うから。清松みゆき氏@グループSNEがアメフトフリークなのは有名。
前置きはこのくらいにして早速一番基本的なところから説明。アメフトは、100ヤード(約90メートル)のフィールドの中で、互いにボールを動かしてうまいこと敵陣の一番奥(これをエンドゾーンと言う)にボールを運ぶのが目的のスポーツです。ただしサッカーやラグビーなんかと違って、野球のように攻撃側と守備側があり、ボールを運べるのは攻撃側だけです。これじゃ守備側はどうすればいいのという話になりますが、安心してください、4回攻撃を止めると攻撃と守備が入れ替わります。その時点で何回攻撃を止めているかがダウン、と言う言葉で表されます。一度も止めていなければ1stダウン、以降2ndダウン、3rdダウン、4thダウンとなって、4thダウンの攻撃が止められたら攻守交替(これをターンオーバーと言う)になります。ボードゲーム的に言うと、互いに一手番で4回ずつコマを進めることが出来るスゴロク、といった感じでしょうか。
さらにその上で、攻撃側は10ヤード進めると、1stダウンに戻ります。つまり守備側が今まで止めたことが無駄になるわけです。だから攻撃側は取り合えず4回のチャンスで(実際は3回。理由は後ほど)10ヤードボールを運ぶことを目指します。
で、10ヤードボールを運ぶことを繰り返して、エンドゾーンまでちゃんと最後まで運びきるとタッチダウンで普通7点、運びきれなくてもある程度進んでいれば、そこからボールを蹴ってゴールポストの間に通すことにより、フィールドゴールで3点を取ることが出来ます。で、これをタイムアップまで繰り返して、点数の多い方が勝ち、と、そういうスポーツです。

というわけで第一回はここまで。明日の第二回はボールの運び方について。ライナー・クニツィーア先生が登場します。