昨日のリファにさらに追記。


http://d.hatena.ne.jp/kaerudayo/20040126#p3
変な話、盛り上がる祭りがある街は、強く生き生きとした地域社会があるんだろうなぁ……なんて、NHK辺りが植え付けた幻想は、岸和田にはないってことらしい。そう思うと、なにが地域社会を充実させるのか、考え直す必要があるかも。イベントやったってダメダメ。それとも、だんじりという祭り自体が、生きるか死ぬか、切った張った過ぎるからかも。なんか、やればやるほど殺伐な街になっていく………ってガクガクガクブルブルブル。
う〜ん、誤解されたような、されていないような・・・。それもだんじりというのがあまりに特殊なものだからなんですが。
岸和田は大阪府下でお歳暮の量が一番なんだそうです。それだけ近所付き合いを大切にする、岸和田の人間が美化した形で言えば人情にあふれた街、と言えるのかも知れません。でも実状はそうではない。
だんじりは、町単位で一台づつ持っています。で、各町に「年番」と呼ばれる責任者がいます。年単位で持ち回りなんですが、それは2、3人の間での持ち回りです。そして、「年番」は時に行政以上の実力者になります。はっきり言うと町のボスになるわけです。今は無いと思いますが(そう信じたい)かつては、年番が土地の境も水路の流れも決められたそうです。つまり岸和田は強烈なムラ社会なんです。そしてそれにはたとえ市長であっても太刀打ちできない。
僕には、国会という得体の知れないものを守ろうとする官僚のように、岸和田人はだんじりという得体の知れないものを守ろうとしているようにしか見えない。

まだドラマが始まったばかりだと言うのに、もう4月クールの話が出てきました。


4月スタートのTBS系「オレンジデイズ」
 俳優の妻夫木聡(23)と女優の柴咲コウ(22)が、4月スタートのTBS系日曜劇場「オレンジデイズ」(後9時)で初共演することが26日、同局から発表された。「ビューティフルライフ」(2000年)などで知られる人気脚本家の北川悦吏子さん(42)が、2年ぶりに連続ドラマを手がけるラブストーリーとなる。

 妻夫木は就職活動中で、現実の厳しさに直面している大学4年生役。柴咲は、バイオリンで将来を有望視されながら病気で聴覚を失ったヒロインを演じる。2人の出会いから物語がスタートし、卒業を1年後に控えたキャンパスで将来を模索しながら大人になる青春ストーリーが展開される。

 物語で重要なキーポイントになるのは、妻夫木と柴咲のコミュニケーション手段となる手話。柴咲演じる沙絵は夢を失った絶望から心を閉ざし、下ネタありの下品な手話も使ってしまうという設定で、2人ともすでに手話の練習に入っているという。

 2月1日に始まる撮影を前に、妻夫木は「大学4年生。なんとなく最後の青春。そんな青春に共感してもらえたら」と意気込む。北川さんは「初々しく素晴らしいキャストを得て、久しぶりにラブストーリーの王道とも言うべきドラマを書こうと思っています。躍動感あるみずみずしいドラマになれば」と語っている。共演は成宮寛貴(21)、白石美帆(25)、瑛太(21)、小西真奈美(25)、風吹ジュン(51)ら。

北川悦吏子二年ぶりねぇ。その前って・・・空一*1かい。まあ、この人は身体障害者を扱うのがうまいからなぁ。野島が扱ったとき*2はものすごい目にあったから*3なぁ。「障害者に同情して涙を流せる我々(=視聴者)はもっと美しい」というのが一番受けると言うことをわかっている北川の方がよっぽど障害者で儲けようとしていると思うのだが。
ま、結果的にバリアフリーな社会が実現するならそれでいいですけど。

*1:空から降る一億の星。そのラズっぷりが話題になった

*2:聖者の行進

*3:「こんな酷いドラマは許せない」「今時こんな酷いことをする奴はいない」「野島は障害者で儲けようとしている」等々の大バッシングを受けた。実話を元にしているのに

上のニュースを改めて見て思ったんだけど、この設定だと柴咲の役は聾唖者じゃなくて聾者だよね?*1そこらへんの説明はちゃんとされるのでしょうか。そこらが無いと結構片手落ちのような気が・・・。

*1:聾唖者=聞くこともしゃべることも出来ない人、聾者=聞くことは出来ないがしゃべることは出来る人、唖者=聞くことはできるがしゃべることは出来ない人